あさの通信

【製品紹介】能登ヒバ製桶太鼓

この度、浅野太鼓では“人”と“自然”をつなぐ地域材活性化プロジェクトの一環として、

石川県の総合材木問屋「フルタニランバー株式会社」様の

能登ヒバ楽器プロジェクト・ATENOTEに賛同し

「能登ヒバ製桶太鼓」を製作しました。

昔から神社仏閣をはじめお城の建築材料として使われていた

「ヒバ」の木は、香り高く、殺菌・防腐効果、耐水性・耐久性を併せ持ち、

非常に粘りのある材質といわれています。

ヒバから抽出されるオイルは、アロマ効果だけではなく抗菌効果もあるといわれ、

現代でも日常生活用品として取り入れられています。

さて、この「能登ヒバ製桶太鼓」は、従来の材料であるスギよりも

曲げに強く硬度が高いため、胴を薄く加工することが可能です。

その結果、振動が伝わりやすく、大きな響きを得ることができました。

適度な強度と美しい木目をもつ能登ヒバは、

より良い音色を追求していく中で桶太鼓の材質として選択肢を広げる存在となりそうです。